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スペインバスク地方とETAについてのblogです!でも最近は就活のこともupしたりしてます☆ぜひぜひコメント残していってください!


by remona121
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ETAの資金源

またまた久しぶりの更新andこれが今年最後の更新になりそうです。

今回はタイトルのとおり、ETAの資金源についてです。ETAの主な資金源は、革命税・身代金・銀行強盗です。一つずつ説明していきます。


〔革命税〕
 ETAの資金のほとんどを補っているのが革命税です。
 まず、ETA執行委員会の組織である財政機構で、革命税の支払いを強要する人物または企業が選ばれます。そしてその人物または企業についての資産調査が行われます。次にそれをETA執行委員会で協議し、最終的な要求額と支払い金額を決定し脅迫状を送るのです。脅迫状を送られる人物・企業はバスク人またはバスクの企業と思われます。
 次に革命税の相場について。
・企業もしくは経営者:平均5000万~1億ペセタ(7000万~1億4000万円)
・医師、弁護士、自由業:平均500万~1000万ペセタ(700万~1400万円)
 ↑この金額は支払いを要求された人物または企業の総資産のうち1~5%。先ほど書いたように、資産調査がしっかり行われ、革命税の支払いによって経済的負担や破産したりすることのないように配慮されているのです。
 一方、革命税を要求されたら・・・
要求された人物または企業は、金額を少しでも減らすためにETAメンバーと直接交渉するのが慣例です。この交渉によってかなり安い支払いで済む場合もあります。ETAは3回まで手紙で脅迫してきます。交渉により減額されることはありますが、3回の脅迫状を無視して支払わなければ、自宅や会社に爆弾を仕掛けられたり暗殺は免れないようです。
ちなみに、1984.7.19の週刊誌「Euskadi」のアンケートによると、バスク地方の企業経営者のうち71%はすでに革命税を支払ったという報告もあります。

〔身代金〕 
革命税の次に重要な資金源です。「身代金」というくらいなので、もちろん誘拐によって請求します。その標的は大企業の経営者や銀行のオーナーなど。もちろん、ほとんどはバスク地方出身者です。身代金の平均相場は6億ペセタ。革命税とは比べものにならない額です。また、交渉による減額もほとんどありません。一括払いだけでなく、分割払いという選択肢もあるようですが、すでに身柄が拘束されているので支払わないと確実に命は狙われます。

〔銀行強盗
 「簡単に資金稼ぎができる」という理由で銀行強盗も行います。
 ヨーロッパ諸国の中で最も銀行強盗の発生件数が多い国であるスペインでは、ETAによる犯行も多いとされていますが、ほとんどは一般犯罪者によるものです。


以上、ETAの主な資金源について説明しました。「革命税」なんていう響きのいい名前がついていますが、結局は脅迫によるものです。恐ろしい・・・。
一つ気になることは、この記事の資料が20年くらい前のものだということ。つまり、今のETAについてどうなのかが分からないのです。新しい資料を見つけなきゃな・・・と思います。そして早く、研究テーマを絞らなくてはと考え中です。次回の更新もしばらく先のことになりそうだなぁ…
by remona121 | 2005-12-28 17:24 | バスク
1983年、テロ組織(=ETA)をテロする組織GAL(Grupos Antiteroristas de Liberación=反テロリスト解放グループ)が創設されました。これはテロ活動が活発化し犠牲者が急増している状況に対し、スペイン内務省が極秘に創設したものです。GALの創設は1983年ですが、実はその10年前くらいから「反ETAテロ組織」がスペイン内務省によって結成されていて、GALはその延長に創設されました。

創設後、GALはフランス警察当局へ協力するように正式要請しました。というのは、国境を越えればスペイン警察の手が及ぶことはないので、ETAの本部がフランスにあったのです。フランスの協力もあり、GALは解散(1987.7)までの約4年間にフランス側バスク領内で、ETA活動家に対して40件の攻撃を行い、27名を暗殺、27名を負傷させました。

GALのメンバーはフランス・英国・アルジェリア・ポルトガルの4カ国から20数人を集めて構成されました。彼らは標的とした人物の重要度により、一人暗殺につき最低200万ペセタから最高1000万ペセタの報酬を支払うことを約束されていました。この活動資金源は公式には明らかにされていませんが、ほぼ間違いなくスペイン内務省だと言われています。GAL解散までの約4年間に、スペイン内務省がGALに投入した資金総額はおよそ40億ペセタと言われており、これは臨時に雇った暗殺実行部隊のメンバーに報酬として支払われたようです。使用した武器は主にライフル銃、カービン銃、およびピストルで、車爆弾も使用されました。このテロ方法はETAと同じです。

当初GALは身元不明の極右テロ集団と言われていました。しかし、最高責任者とその部下の逮捕により、政府とのつながりが問題視され、自動的に解散せざるを得なくなったのです。二人とも懲役100年以上の極刑に処せられ、政府側にも調査が入ったようです。

政府によってテロ組織が創設されたということが驚きですねぇ~ETAとスペイン政府の関係についてはもっと調べていきたいと思っています。
by remona121 | 2005-12-01 00:35 | バスク