Granadaⅰ
2005年 10月 02日
8月27日の早朝、コンスエグラからグラナダ(Granada)へと移動しました。
この日は土曜日だったため、1日1本しか走っていないバスに乗り、ラ・マンチャ地方の交通の基点となるアルカサル・デ・サン・フアン(Alcazar de San Juan)へ。そこからレンフェ(国鉄)に乗り換え、4時間半かけてグラナダに到着しました。
<Granada>
グラナダはローマ時代イリベリースと呼ばれて栄えていました。8世紀になるとイスラム教徒が流入し、その後1492年のキリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)完了まで、イスラム教徒によるイベリア半島支配の拠点として繁栄していました。とくにコルドバ王国が分裂し勢力が弱まると、グラナダはイスラム教徒の最後の王朝としてアルハンブラ宮殿を建設し、グラナダ王国の首都となりました。そして、1492年にキリスト教徒がグラナダ王国を征服したのちも、約1世紀にわたり繁栄し続けました。
(*レコンキスタ:8世紀にイベリア半島を支配したイスラム教徒に対して、キリスト教徒がその領土を奪い返し、イスラム教徒をイベリア半島から追い出そうとした戦い。)
ついでに…1492年は、スペインにとってもっとも重要な年と言えます。というのは、1492年はレコンキスタの完了の年であると同時に、コロンブスがイサベル女王の援助を受け新大陸(アメリカ大陸)を発見した年でもあります。その後スペインは世界中に領土を広げる大航海時代に突入していくのです。
グラナダの見所といったら、なんと言ってもアルハンブラ宮殿(Palacio de la Alhambra)。そのほかにもカテドラル(Catedral)、王室礼拝堂(Capilla Real)、アルバイシン地区(Albaicin)などグラナダにはたくさん見所がありますが、まずはアルハンブラ宮殿から紹介していきたいと思います。
グラナダは13世紀前半に築かれたスペイン最後のイスラム王朝、ナスル王国の首都でした。アルハンブラ宮殿は、ナスル王国支配時代(1232~1492)、21代の王によって造り上げられました。この王宮は外見は無骨ながら一歩中に入れば精緻なイスラム芸術の結晶が散りばめられており、「王は魔法を使って宮殿を完成させた」とさえいわれました。「アルハンブラ」とはアラビア語で「赤い城」を意味しており、外壁に使われた石が多量の赤鉄を含んでいたため城壁が赤く見えたことに由来しています。ちなみに「Alhambra」と表記しますが、スペイン語では「h」の音は発音しないので「アランブラ」と呼ばれます。
アルハンブラ宮殿の敷地は本当に広く、ゆっくり回ると2~3時間かかります。一番の見所はやっぱり王宮(Palacios)です。王宮は入場時間が指定されているので、チケット購入の際時間を確認してください。時間は厳しく、指定された時間の5分前とかに行っても入れてもらえません。ということは、遅れても入れてもらえないと思うので気をつけてくださいね。 王宮は鍾乳石装飾のある見事な円天井やアラベスク模様が散りばめられた壁が本当に素敵です。造るのにどれだけ時間がかかったんだろう…?って思うくらい。ぜひじっくり見学してみてください。あとは…ライオンの中庭もなかなか素敵です!14世紀のもので、12頭のライオンに囲まれた水時計からこの名がつけられました。とは言っても、あまりライオンっぽくないんですけどね・・・。王宮のほかにはアルカサバ(Alcazaba)、カルロス5世宮殿(Palacio de Carlos Ⅴ)、ヘネラリフェ庭園(Jardin de Generalife)などなど・・・見所満載です。アルハンブラ宮殿はスペインで人気№1の観光地です。グラナダに行ったら行くしかないと思います。しかし、入場制限もあるので、いつ行くのか決まっているならBBVA銀行に行って事前にチケットを予約しておくことをおすすめします。
この日は土曜日だったため、1日1本しか走っていないバスに乗り、ラ・マンチャ地方の交通の基点となるアルカサル・デ・サン・フアン(Alcazar de San Juan)へ。そこからレンフェ(国鉄)に乗り換え、4時間半かけてグラナダに到着しました。
<Granada>
グラナダはローマ時代イリベリースと呼ばれて栄えていました。8世紀になるとイスラム教徒が流入し、その後1492年のキリスト教徒によるレコンキスタ(国土回復運動)完了まで、イスラム教徒によるイベリア半島支配の拠点として繁栄していました。とくにコルドバ王国が分裂し勢力が弱まると、グラナダはイスラム教徒の最後の王朝としてアルハンブラ宮殿を建設し、グラナダ王国の首都となりました。そして、1492年にキリスト教徒がグラナダ王国を征服したのちも、約1世紀にわたり繁栄し続けました。
(*レコンキスタ:8世紀にイベリア半島を支配したイスラム教徒に対して、キリスト教徒がその領土を奪い返し、イスラム教徒をイベリア半島から追い出そうとした戦い。)
ついでに…1492年は、スペインにとってもっとも重要な年と言えます。というのは、1492年はレコンキスタの完了の年であると同時に、コロンブスがイサベル女王の援助を受け新大陸(アメリカ大陸)を発見した年でもあります。その後スペインは世界中に領土を広げる大航海時代に突入していくのです。
グラナダの見所といったら、なんと言ってもアルハンブラ宮殿(Palacio de la Alhambra)。そのほかにもカテドラル(Catedral)、王室礼拝堂(Capilla Real)、アルバイシン地区(Albaicin)などグラナダにはたくさん見所がありますが、まずはアルハンブラ宮殿から紹介していきたいと思います。
グラナダは13世紀前半に築かれたスペイン最後のイスラム王朝、ナスル王国の首都でした。アルハンブラ宮殿は、ナスル王国支配時代(1232~1492)、21代の王によって造り上げられました。この王宮は外見は無骨ながら一歩中に入れば精緻なイスラム芸術の結晶が散りばめられており、「王は魔法を使って宮殿を完成させた」とさえいわれました。「アルハンブラ」とはアラビア語で「赤い城」を意味しており、外壁に使われた石が多量の赤鉄を含んでいたため城壁が赤く見えたことに由来しています。ちなみに「Alhambra」と表記しますが、スペイン語では「h」の音は発音しないので「アランブラ」と呼ばれます。
アルハンブラ宮殿の敷地は本当に広く、ゆっくり回ると2~3時間かかります。一番の見所はやっぱり王宮(Palacios)です。王宮は入場時間が指定されているので、チケット購入の際時間を確認してください。時間は厳しく、指定された時間の5分前とかに行っても入れてもらえません。ということは、遅れても入れてもらえないと思うので気をつけてくださいね。 王宮は鍾乳石装飾のある見事な円天井やアラベスク模様が散りばめられた壁が本当に素敵です。造るのにどれだけ時間がかかったんだろう…?って思うくらい。ぜひじっくり見学してみてください。あとは…ライオンの中庭もなかなか素敵です!14世紀のもので、12頭のライオンに囲まれた水時計からこの名がつけられました。とは言っても、あまりライオンっぽくないんですけどね・・・。王宮のほかにはアルカサバ(Alcazaba)、カルロス5世宮殿(Palacio de Carlos Ⅴ)、ヘネラリフェ庭園(Jardin de Generalife)などなど・・・見所満載です。アルハンブラ宮殿はスペインで人気№1の観光地です。グラナダに行ったら行くしかないと思います。しかし、入場制限もあるので、いつ行くのか決まっているならBBVA銀行に行って事前にチケットを予約しておくことをおすすめします。
by remona121
| 2005-10-02 21:45
| スペインへの旅~paraトマト祭り